2019/07/17

器用貧乏は優秀か?

器用貧乏とは、
何でもできるけど、何もできない。
なんか矛盾してますよね。

少し思考を変えて、
みんなでいれば何でもできるけど、一人では何もできない。
これならどうでしょう?
普通のことと思う人もいるでしょう。
この”みんなでいる”というところにミソがあります。

当たり前ですが、同じことができる人だけが集まっても
仕事は効率よく進みません。
ものづくりを考えると、
 企画する人
 設計する人
 作る人
もっと、細かく言うと、企画の中には
 リサーチする
 まとめる
 決める
 等
たくさんありますが、それぞれの分野のスペシャリストだけで
うまく行くでしょうか?
答えは、きっとノーです。
キーはまとめ役の人です。
舵取り役がいなくてはダメです。
そして、有能であればあるほどいいです。

では舵取り役とは何のスペシャリストでしょうか?
もちろん色んなスキルを持っていれば最高です。
けど、それは難しいです。
そうでなければ、有能なひとりで事足りてしまう世の中です。
なぜ、そうでもない人が大勢いるかというと、
集まれば有能になる可能性があるからです。

全体を見るには、広く浅くみる事も必要です。
一つ一つ深く見ていったのでは時間が足りません。
足りるなら、深く見てください。
ただ、それなら、より多くの仕事をこなしましょう。
深くみる時間があるなら、あなたは期待されていないかもしれません。
広く浅くは悪いことではありません。
大きな組織の上に立つ人ほど求められることです。
俯瞰する癖を付けましょう。

器用貧乏は必要です。
そして、そんな人は大事です。
若いうちは苦労すると思います。
なぜなら、まずはスペシャリストを目指すからです。
何も知らないペーペーにマネージメントなんてして欲しくないですからね。
なので、極論ですが、若いうちは程々にスペシャリストを目指し、つまみ食いをいっぱいして、耐えましょう。
数年後に花開くことを夢見ながら。。。
全て100点である必要はありませんが、80点を目指しましょう。
マネジメント能力だけは100点が必要です。